【欲望に関して】
忍者としての教育と長い赤貧の生活から、『制御し我慢出来る事』にかけては、年齢からすれば優秀。
勿論完璧には程遠く、頻繁に水が漏る事は言うまでも無いが。
また、『制御し我慢出来る』と言う事は『欲望が少ない』と言う意味では無く、
『常に心掛けている』と言う事でも無い。
寧ろ普段の彼女は、上述の理由から充足を得難い事の反動もあり、
非常に欲深く、利己的な性格をしている。
『任務に支障無く』『多くの金銭を使わない』と言う条件の下、己の欲求に対し須らく正直かつ率直。そして貪欲。
無論、他者への思いやりが無い訳ではないが、判断基準の最上位に己の安楽快楽がある事は間違い無い。
年齢を考えればある程度無理からぬ事かも知れないが…
兎も角『人格者』からは程遠く、一言で言えば『俗物』。
また、美形と見れば直ぐに粉をかけるその言動は、
上述の『欲望』の発露の代表例と言える。
未だ年若く物事を軽く見がちな彼女にとって、恋愛とは『金銭を使わずに楽しめる娯楽』の一つに他ならない。
勿論、金銭面の影響でお洒落からは程遠い位置にいる自分の外見が、
(特に上述の様な“軽いノリ”の)恋愛に置いてマイナスである自覚はあるのだが…
「でも、兎も角やって見んかったら0%やん」
との事。
ロマンチックな言葉を使うなら『未だ本当の恋を知らない』。
もっと容赦無く評価するなら『頭の中身がすこぶる軽い』。
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